2016年4月に現役を引退した平野早矢香さん。2012年ロンドン五輪の銀メダリストで、日本卓球界を引っ張ってきた存在であり、かわいいと評判の選手でした。そこで今回は、経歴を振り返り、引退会見も紹介したいと思います。
プロフィール
名前 :平野 早矢香(ひらの さやか)
生年月日 :1985年3月24日
出身地 :栃木県鹿沼市
身長 :158cm
血液型 :O型
所属 :ミキハウス
出身高校 :仙台育英学園高校
利き腕 :右
経歴
5歳で卓球を始め、仙台育英学園秀光中学校から仙台育英学園高校に進学します。
高校2年の時に全日本ジュニアで優勝。高校卒業後はミキハウスに入社し、期待の若手として注目されていました。
2003年度の全日本選手権では18歳で初優勝を飾り、その後も国内で圧倒的な強さを発揮。全日本選手権・女子シングルスで通算5回優勝しています。2012年ロンドンオリンピック女子団体では、福原愛選手、石川佳純選手とともに悲願の銀メダルを獲得しました。
世界ランキングの自己最高位は、2011年8月に記録した10位です。
オリンピックには2008年北京大会、2012年ロンドン大会に出場。リオデジャネイロオリンピックも目指していましたが、惜しくも代表を逃したため、2016年4月に行われた大会を最後に引退しました。
プレースタイルと「平野ワールド」
長い間、日本卓球界を牽引してきた平野早矢香さん。
ラリーでの安定感、崩れない守備力、勝負強さを武器に戦い続けました。そして平野さんの雰囲気や気迫から「平野ワールド」という世界に対戦相手を引きずり込み、ラリー戦を制していくプレースタイルがウリでした。
卓球に真剣に取り組んできた平野さんは、朝から深夜まで練習をすることはよくあることで、朝日が昇り出すような時間まで続けることもあったといいます。
ロンドンオリンピックではキャプテンとして、日本卓球界史上初のオリンピックでのメダルを獲得。表彰台で見せた笑顔が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
引退会見の言葉
引退会見では「幸せな競技生活を送れた」と選手生活を振り返りました。
「今、自分にどんな言葉をかけたい?」という質問に対しては、
「いろんな人に支えられながら、諦めることなく、卓球と向き合えたことで、本当に卓球の神様からいろんなご褒美をいただいた。」
と語りました。プライベートでは、今のところ結婚の予定はなく、まずは運転免許を取りたいとのことです。会見では、同じくミキハウスに所属する柔道の野村忠宏さんから花束が贈られました。
平野早矢香の引退会見。ミキハウススポーツクラブGMとして花束を贈呈してきました。競技への取り組み、闘志溢れるプレー、多くの人に愛される人柄、本当に素晴らしい選手でした。ミキハウススポーツクラブの誇りです。 pic.twitter.com/unVkKX6ICO
— 野村忠宏 (@nomura60kg) 2016年4月12日
今後は、所属するミキハウスのコーチをするとのことです。
日本卓球界に大きな功績を残した方ですから、選手としてプレーする姿を見たかったファンも多いと思います。今後は、指導者としての活躍を楽しみにしています。