今シーズン限りで現役を引退した斎藤隆選手。横浜ベイスターズからメジャーリーグ挑戦、そして地元・楽天で現役生活を締めくくりました。今回は経歴や引退試合について紹介します。
斎藤隆選手のプロフィール
名前 :斎藤 隆(さいとうたかし)
生年月日 :1970年2月14日
出身地 :宮城県仙台市若林区
身長 :188 cm
血液型 :O型
投球・打席:右投左打
ポジション:投手
選手歴
東北高等学校
東北福祉大学
横浜大洋ホエールズ
横浜ベイスターズ (1992 – 2005)
ロサンゼルス・ドジャース (2006 – 2008)
ボストン・レッドソックス (2009)
アトランタ・ブレーブス (2010)
ミルウォーキー・ブルワーズ (2011)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2012)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2013 – 2015)
経歴
斎藤選手は1991年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団しました。
東北福祉大学時代に野手から投手に転向し、日米大学の選抜に選ばれる成長を遂げました。
プロ入り1年目は未勝利に終わったものの、翌1993年には先発ローテーションに定着。
1996年にプロ入り初の二桁勝利を挙げ、最多奪三振のタイトルを獲得しました。
1997年は右肘の手術で1軍登板が無いままシーズンを終えます。
1998年4月に復帰し13勝を挙げて38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献。さらに、カムバック賞、日本シリーズ優秀選手賞も受賞しました。
2001年から抑えに転向し、このシーズンで27セーブの好成績を残しました。2003年に先発へ再転向しましたが、勝ち星を伸ばすことができず、不本意なシーズンを過ごすこともありました。
2005年のオフにメジャー挑戦を決意し、2006年にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結びました。メジャーに昇格すると150キロを超える直球を武器に活躍。メジャーでは5球団でプレーをしました。
2012年のオフに楽天に移籍し、8年ぶりに日本球界に復帰しました。2013年は怪我の影響もあり登板回数は多くないものの、リリーフの切り札として好投を続け、球団初の日本一に貢献しました。
2015年は二軍生活が長く、8月16日に現役引退を表明しました。
引退試合は涙のピッチング
引退試合は10月4日ソフトバンク戦でした。
9回表に打者1人限定で登板し、細川選手から三振を奪って、24年間のプロ野球選手生活にピリオドを打ちました。最後のマウンドでは涙があふれ、涙をぬぐう姿に、多くの人が涙したのではないでしょうか。
試合後の引退スピーチでは、セレモニーに参加してくれた相手チーム・ソフトバンクの監督、選手たちへの感謝の気持ちから話し始めたのです。気配りのできる人間性も魅力だったのかもしれません。
引退後は、テレビ番組でキャスターを務めたこともありました。また、お笑い芸人を多く抱える吉本興業の契約社員になることも発表しています。
そして11月18日には、パドレスに1年間のフロント留学をすることを発表。ドラフト、統計学、育成、トレードなど多くの業務を学ぶそうです。それからの活躍にも目が離せませんね!