3大会連続で五輪代表入りを決めた、競泳の藤井拓郎選手。
オリンピックでは400mメドレーリレーにおいて、2008年北京大会で銅メダル、2012年ロンドン大会は銀メダルを獲得しています。経験豊富なベテランは、リオデジャネイロオリンピックでも競泳チームにとって大きな存在です。そんな、藤井選手を紹介します。
プロフィール
名前 :藤井 拓郎(ふじい たくろう)
生年月日:1985年4月21日
出身地 :大阪府河内長野市
身長 :184cm
血液型 :AB型
種目 :バタフライ、自由形、個人メドレー
所属 :コナミスポーツクラブ
出身高校:太成学院大学高校
出身大学:早稲田大学
経歴
藤井選手は、兄の影響で3歳から水泳を始めます。
早稲田大学時代は寮生活をしながら練習に励み、大学4年の2007年、学生選手権200m個人メドレーで優勝を果たしました。
代表デビューとなった2008年北京オリンピックでは、100mバタフライで6位入賞、400mメドレーリレーでバタフライの第3泳者として銅メダルを獲得しました。その後も、自由形、バタフライを中心に日本のスプリント陣を牽引します。
2012年ロンドンオリンピックでは、400mメドレーリレーのアンカーとして自由形を泳ぎ、銀メダル獲得に貢献しました。
2016年4月、五輪代表選考会を兼ねた日本選手権では、100mバタフライで優勝。400mメドレーリレーでの代表入りを決めました。
研究熱心なスイマー
藤井選手は、選手やコーチの間で「水泳オタク」と思われているそうです。世界中の大会情報から、戦力分析、選手の特徴など、その知識は豊富らしいです。
水泳に対する探究心は、これまでの好成績に結びついていると思います。また、現役を引退した後も大いに役立つことでしょうね。
そんな藤井選手の趣味はスポーツ観戦で、野球にも詳しいそうです。
2012年には、プロ野球の日本シリーズで始球式を務めたこともありました。野球は未経験ながら「野球を見るのは好き」という藤井選手にとって、素敵な1日になったことでしょう。
リオ五輪で引退へ
オリンピックには北京、ロンドンと出場し、2個のメダルを獲得している藤井選手。競泳チームのムードメーカーであり、頼りになる存在です。
3大会連続で代表入りをしたリオデジャネイロオリンピックは31歳で迎えますが、今大会を集大成と位置づけ、引退することを明らかにしています。
リオでも力が発揮できますように祈っています。