柔道の羽賀龍之介選手は「井上康生2世」と呼ばれ、期待を集めてきました。得意技は切れ味鋭い内股。2015年の世界選手権では金メダルを獲得しています。
イケメンとしても評判の羽賀選手を紹介したいと思います。
プロフィール
名前 :羽賀 龍之介(はが りゅうのすけ)
生年月日:1991年4月28日
出身地 :宮崎県延岡市
身長 :186cm
血液型 :O型
階級 :100kg級
所属 :旭化成
出身高校:東海大学付属相模高校
出身大学:東海大学→東海大学大学院
経歴
羽賀選手は5歳から柔道を始めます。
高校3年のインターハイでは、オール一本勝ちで100kg級を制しました。
東海大学1年の2010年、全日本ジュニアで優勝、世界ジュニアでも優勝。2011年にはユニバーシアードで優勝、講道館杯2連覇を達成しています。その後、ケガの影響で目立った活躍は見られず、左肩の手術に踏み切りますが、低迷してしまいます。
2014年、旭化成に入社。
2015年2月のヨーロッパオープン・ローマでは、オール一本勝ちでシニアの国際大会初優勝、8月の世界選手権では悲願の金メダルを獲得します。12月のグランドスラム・東京も優勝して復調を印象づけました。
2016年4月の全日本選抜体重別選手権をケガのために欠場しましたが、実績によりリオデジャネイロオリンピック代表に選ばれています。
父と母もアスリート
羽賀選手は小学生の頃まで競泳も習っていて、自由形で県大会2位になったそうです。母親は競泳で国体に出場したこともあるというので、その素質は母親譲りかもしれません。また、講道館杯などで優勝経験のある柔道家の父を持つことから、サラブレッドといえるでしょうね。
名前の龍之介は「昇り龍」が由来で「どんどん上を目指してほしい」という父・善夫さんの思いが込められているそうです。
怪我を乗り越えた過去
現在、柔道男子の日本代表監督を務める井上康生さんは、高校、大学の先輩にあたります。羽賀選手は高校時代から「井上康生2世」と呼ばれ、注目される存在でした。
しかし、ケガや手術の影響で不振が続き、2014年の世界選手権では男子100Kg級の代表派遣が見送られるという挫折も味わいました。
それでも羽賀選手は、その世界選手権を会場で見たそうです。そして、選手の柔道着をクリーニングに出したり、マネージャーのようなことをしたといいます。
この悔しさを乗り越えて、一年後の世界選手権で金メダルを獲得。ケガや挫折を味わっての優勝は喜びも大きかったことでしょう。多くのメダリストを輩出してきた重量級だけに、プレッシャーもあるかもしれませんが、苦難を乗り越えた分、成長したと思います。今後も活躍を続けてほしいですね。