リオ五輪で7回目の五輪出場を果たした体操・ウズベキスタン代表のオクサナ・チュソビチナ選手。41歳での出場は、オリンピック女子体操史上で最高齢です。これまでに異なる3か国の代表を務め、年齢を重ねても活躍を続けています。
3か国の代表を務めた五輪
#UZB の #体操 選手、オクサナ・チュソビチナさんは41歳で7度目のオリンピックに挑戦です😯😮 #オリンピック #リオ2016 pic.twitter.com/oBfex2QE2p
— 国際オリンピック委員会(IOC) (@gorin) 2016年8月7日
チュソビチナ選手は、1975年6月19日に旧ソ連のウズベキスタンで生まれました。1990年にソ連のナショナルチーム入りし、ソ連崩壊を経て、1992年のバルセロナ五輪に独立国家共同体(EUN)の選手としてオリンピックに初めて出場し、団体金メダルを獲得しました。
その後は、ウズベキスタン代表として1996年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪、2004年アテネ五輪に出場。
その間、プライベートでは1997年に同郷のレスリング選手と結婚し、1999年に長男を出産。しかし、2002年に息子が白血病を発症したため、医療の整ったドイツに移住します。
2006年にドイツ国籍を取得し、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪はドイツ代表として出場しました。
2013年にウズベキスタンに国籍を戻して、2016年リオデジャネイロ五輪に出場。体操ではオリンピック史上最多の7大会連続出場を果たし、種目別「跳馬」で7位に終わりました。
チュソビチナ選手が初めて出場したオリンピック、1992年のバルセロナ大会での演技です。
チェソビチナ選手は、4年後の東京オリンピックにも出場する意欲を見せています。年齢を重ねてもなお進化し続ける姿は、多くの人に勇気と感動を与えていることでしょう。