北京オリンピックで銅メダルを獲得し、平成生まれで初のメダリストとなった柔道の中村美里選手。国際大会の経験も豊富で、素晴らしい成績を残してきました。
そこで今回は、中村選手を紹介します。
プロフィール
名前 :中村 美里(なかむら みさと)
生年月日:1989年4月28日
出身地 :東京都八王子市
身長 :157cm
血液型 :AB型
階級 :52kg級
所属 :三井住友海上
出身高校:渋谷教育学園渋谷高校
経歴
中村選手は小学3年生から柔道を始めました。
中学2年生の時に、全国中学校柔道大会44kg級で優勝、初めての国際大会となるアジアジュニア柔道選手権大会も優勝して将来を期待されます。
高校1年の2005年、福岡国際女子柔道の48kg級を制してから女子柔道界をリードする存在に。2007年に52kg級へ変更します。
2008年、三井住友海上へ入社。
北京オリンピックでは銅メダルを獲得し、平成生まれで初めてのメダリストになりました。
2012年ロンドンオリンピックでは、2回戦敗退と悔しい思いをしました。
その後、左膝の治療のため長期休養に入ります。リハビリを経て2013年11月に講道館杯に出場すると、復帰戦で優勝を果たし、2015年の世界選手権では3大会ぶり3度目の優勝を飾りました。
2016年4月の選抜体重別で優勝して、リオデジャネイロオリンピック代表を決めています。
柔道を始めたきっかけ?趣味は?
子供の頃はピアノも習っていたという中村選手。
柔道を始めたのは小学校3年生のときでした。
K-1や総合格闘技をテレビで見て「何か格闘技をやりたい」と思ったことがきっかけだそうです。それから、格闘技系の習い事を探し始めたといいます。
最初に空手をやりたいと母に言ったところ、危ないと止められてしまいます。そして、近くの警察署でやっていた柔道を見に行くと、体の小さい人が大きな人を投げる姿を見て興味を持ち、柔道を始めることになりました。
プライベートではお菓子作りが趣味で、クッキーを焼いて家族に振る舞うこともあるそうです。そんな女子力が高い一面も持っているのですね。
怪我から復帰
中村選手は、2009年に左膝の前十字靱帯を断裂する怪我に見舞われ、ロンドンオリンピック後に手術に踏み切りました。
療養期間は、ヒザを治すことに集中し、ネガティブになり過ぎることはなかったといいます。その理由のひとつは、リハビリ施設で他競技の選手と知り合ったことです。なかでも、アルペンスキーの清沢恵美子選手が、同じヒザの怪我から復帰を目指す姿に勇気づけられたそうです。
手術、リハビリを経て復活を遂げた中村選手。3度目のオリンピックとなるリオデジャネイロ五輪へ向けて「3度目の正直で金メダルを取って来たい。」と語っています。悲願の金メダル獲得なるか?応援にも力が入りそうです。