ジャスティン・ガトリン選手はアメリカの陸上選手です。22歳で初めて出場したアテネオリンピックでは、100mで金メダルを獲得し一躍脚光を浴びました。しかしその後、どん底を味わうことになったガトリン選手に迫っていきたいと思います。
ジャスティン・ガトリン選手のプロフィール
名前 :ジャスティン・ガトリン
ラテン文字:Justin Gatlin
国籍 :アメリカ合衆国
生年月日 :1982年2月10日
出身地 :アメリカ ニューヨーク
身長 :185cm
種目 :短距離走
ジャスティン・ガトリン選手の主な経歴
オリンピック
2004年 アテネオリンピック
100 m 金メダル
200 m 銅メダル
4×100mリレー 銀メダル
2012年 ロンドンオリンピック
100 m 銅メダル
世界陸上
2005年 ヘルシンキ大会
100 m、200 m 金メダル
2013年 モスクワ大会
100 m、4×100mリレー 銀メダル
自己記録
100m 9秒74 (2015年、世界歴代5位)
200m 19秒57(2015年)
2004年アテネオリンピック100mで金メダルを獲得。翌年2005年世界陸上・ヘルシンキ大会では100m、200mで金メダルの2冠に輝き、陸上界のトップアスリートでした。
ところが、2006年に2度目のドーピング違反で4年間の出場停止処分を受けてしまいます。
2010年にドーピングによる資格停止が解除され、2年後の2012年ロンドンオリンピック100mで銅メダルを獲得。ブランクを経て復活しました。
2013年世界陸上・モスクワ大会、男子100m決勝ではボルト選手と対決!70m付近まではガトリン選手がリードしたものの、後半に強いボルト選手が1位、ガトリン選手が2位の結果となりました。
2015年、33歳にして100m、200mの自己ベストを更新しています!
どん底からの復活
出場停止の4年間は、新たな居場所を探し求めて職業も転々としたそうです。
世界陸上メインキャスターの織田裕二さんが、大会前にガトリン選手にインタビューした際、胸の内を語りました。ドーピング疑惑で出場停止の4年間、どんな気持ちだったか聞かれると、
「どん底にいると自分がどこへ行ったらいいのか分からなくなる。涙も止まらないし、気持ちも沈んでしまう。」
と答えていました。
また、母はうつ病になって、その影響で髪の毛が抜けてしまったことも明かしました。
当時、自分自身に「起き上がって強くなるんだ!」と言い聞かせていたそうです。
4年間のブランクを経て復活、そして今もなお自己ベストを更新している裏には、確固たる思いがあるのかもしれません。
世界陸上・北京大会は8月22日開幕です!ガトリン選手の走りに目が離せませんね!